10月11日(火)札幌駅前ビジネススペースにて北海道MaaS推進研究会の主催で第5回北海道MaaS推進セミナーが現地会場とオンラインで100名近くの参加で開催いたしました。
基調講演には、計量計画研究所の牧村和彦氏が登壇し「カーボンニュートラル時代のモビリティ戦略」というテーマで欧州特に直近訪れたフランスやドイツの事例を紹介され、欧州が本気でカーボンニュートラルに取り組んでいる状況と都市計画の分野でもMaaSの考え方が取り入れられていることを紹介されました。
2番目に登壇した上士幌町デじタル推進課の梶達氏は「生涯活躍のまち上士幌MaaSプロジェクトについて」というテーマで福祉バスのデマンド化の取組や物流業者による客貨混載の取組、自動運転バスの実証実験の状況などの報告がありました。
3番目に登壇したサツドラHDの杉山英実氏は「江差マースのご紹介」というテーマでドラッグストアビジネスから、地域コネクテッドビジネスへの転換を図ろうとする企業戦戦略の話や江差町との包括連携協定に基づく江差MaaSを中心とした取組みの紹介をされました。
4番目に登壇したNTTドコモの井ノ上晶浩氏は「NTTドコモグループの MaaS の取り組み」というテーマで観光型MaaSとして「みうらよこすかMaaSの紹介」と日常MaaSとして「まくはりMaaSの紹介」を中心に通信キャリアとして会員基盤を活用した目的地のマッチングによる行動変容を促し移動総量を増やしていく取り組みを話されました。
パネルディスカッションでは実証から実装に向けた課題と解決策について議論しました。
今後のMaaSの展開と地域活性化に向けて有意義なセミナーとなりました。
(文章と撮影:北海道MaaS推進研究会 事務局長 藤原達也)