2020年11月24日(木)、札幌駅前ビジネススペースからの中継で「北海道新幹線 札幌延伸でつながる 産学官連携交通セミナー」Zoomウェビナー形式で30名程の参加で開催されました。(交通セミナーは北海道MaaS推進研究会ではなく、一般社団法人北海道産学官研究フォーラム(交通部会)の主催です。)
基調講演の北海道大学大学院工学研究院准教授の岸邦宏氏(北海道産学官研究フォーラム交通部会長)は、「2030年度の新幹線札幌開業に向けて産学官で取り組むべきこと」と題して講演されました。
一人一人のモビリティ(移動)が社会的にも個人的にも望ましい方向に自発的に変化することを促す、コミュニケーションを中心とした交通施策(モビリテイマネジメント)の手法を北海道新幹線の都市間に適用して説明されました。
また2030年度北海道新幹線札幌開業を目標に、北海道の交通ネットワークの完成形を描く必要があると述べられました。
北海道商工会議所連合会政策企画部長の福井邦幸氏は「札幌開業と次の戦略」と題して5年前の函館開業を振り返って当時の資料から現状を確認するとともに、10年後の札幌延伸に向けた今後の展望について語られました。とても有意義な内容でした。
(文章と画像:北海道MaaS推進研究会 事務局長 藤原達也)